2009年12月8日火曜日

Space formation of the raft house

筏住居は陸から切り離された特異な環境にあるため、生活の多くを自然環境に依拠しており、そこでは水上に住まうための独自の生活空間が作り出されています。

1.筏住居の空間構成

筏住居の空間構成は、一層目に居間、二層目に寝室、三層目に台所といった明確な3層構成をとります。居間から台所にかけ、中央には光、風を取り入れるための通り抜けた空間を作ります。居間、台所は開口部が設けられ、特に家族が集う居間の開口部は大きく設けられ、外部に開いた空間が特徴です。周囲にはベランダが張り出し、休憩や団欒、玄関、通路としての役割を果たしています。

2.付属建物


住居周辺には様々な建物が付属し、豚小屋、鶏小屋、畑など、本来陸地で見られるものも水上で見ることができます。またほとんどの住居ではワニ、魚の養殖が盛んに行われています。

3.付属建物(一時的な補完空間)


一時的に建物が増設されるケースがあります。結婚式や葬式、また祭りなどを行う際にスペースを補うために村にあるステージが補完されます。写真は葬式前と葬式中の様子。

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